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2章:2*逃げたい (2/49)

「は!?何で!?」


組んでいた足をおろし、身を乗り出した。


「一時保護されたのもう5度目でしょ?」


資料に目を落としながら、ため息混じりに言う児童福祉司のおばさん。


「は!?だからって何で!?ここの隣の保護所でいいじゃん!!」


だいたい最初の2回は私のせいじゃないじゃん!?


「自立支援施設に送られないだけマシよ」


パタンとわざと音をたて資料を閉じる。


「…ふざけんなよ…」


小さく吐き出した言葉が虚しく面談室に響いた。


何でよりによってあんな場所に…。


つーか、何で私が児相に連行されなきゃならなかったんだよ。


昨日やった自分の行動をここまで後悔するなんて思ってもみなかった。
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Mimulus ©著者:虹

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