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1章:決意 (1/2)

1章:決意

日曜日の夜がこんなにも憂鬱になるとは思ってもなかった。

また明日から仕事か…


学生の頃は何だかんだで楽しかった。でもその楽しさなんて振り返ってみれば楽しかったって思えるだけで、当時はその楽しさに気づいていなかったのだ。でも結局なんだってそうなんだろうな。でもここ最近、いや社会人になってから振り返ってみても幸せだとか、楽しさを感じる出来事が全くないのだ。


大学生の頃、卒業後の進路を考えていた時。
将来は安定した生活を送りたい。なんて考えて公務員を目指す事にした。

大学を卒業後、晴れて公務員となり社会人になって、働くという期待と将来の裕福な生活を夢みてた。


仕事ってなんだろう。

働くってなんだろう。

と自問自答を繰り返す。

社会人になって3年目。
そう、たったの3年目。

仕事が嫌になった。
だから今の若いやつは…と思われても仕方ない。
何十年と勤め上げている人たちからみれば単なる根性なしのくそがきだ。




僕は今勤めている会社を辞める決意をした。



社会人になってたった3年だけど、社会人になって初めて気付くたくさんの事。

それは一生懸命働いて得られるお金の重さだったり、

今まで一切弱音なんて吐かなく、家族を養ってくれた父親の大変さだったり。

ひとり暮らしをして初めて気付く母親のありがたみだったり。


たくさんの事に気付かされた。


でも良い事ばかり気付いた訳じゃない。公務員という職業だから余計に感じる事なのかもしれないが、一生懸命頑張っても、サボっても毎月支払われる給料は同じ。すなわちこれが一般的にいう『安定』なのだ。

公務員になって初めて気付く『安定』という名の『やり甲斐のなさ』


このやり甲斐のなさに嫌気がさしてしまった。


頑張れば頑張っただけ、サボればサボっただけ結果として給料に反映される。そこにやり甲斐があるんだと思う。


毎月安定した給料を貰えるという『結果』だけを求めるのではなく、

結果までの過程が大事なんだ、むしろその過程にこだわりたい。そこにやり甲斐があるのだと思った。


だから3年間勤めた公務員という職業を辞める事を決意した。

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