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9章:『忠告』
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9章:『忠告』
あんたは何から目を逸らそうとしてるの?
これはあんたが今生きてる現実
あんたがずっと望んでた世界
お金で体も心も売って必要とされて愛される
買われた時間分あんたは目の前にいるのが誰であろうと優しく包んで癒して愛してあげる
その相手がどんなに嫌なやつでも、気持ち悪くても、吐きそうになっても、笑顔ですべて噛み砕いて無理矢理にでも飲み込もうとしてる
そうやってでしか自分を保てないから・・・
彼もあんたと同じ
いろんなものをすべて飲み込みながら他の女に向ける笑顔をあんたにも与えてるだけ
そんなの最初からわかってた事でしょ
あんたは彼の駒の1つにすぎない
彼とあんたの間にはお金しか生まれない
そんなのあんたが一番わかってること
彼はあんただけの精神安定剤なんかじゃない
ちょっと優しくされたからって勘違いしてない?
優しくしてるのはあんただけじゃない!!
寂しいのはわかるけど誰かに頼ってばっかりとか、いきすぎた嫉妬は醜いだけだよ
もう少し自分を楽にしていいんじゃない?
それは人に依存することじゃなくて成長するってこと
彼はあんたを本当に必要としている?
あんたは彼を本当に必要としている?
ちゃんと自分の事、彼の事、考えなさい
大丈夫!!あんたは出来る子だよ!!
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