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9章:輝いている人
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「あー!酒飲みたいっ!!」
ベッドに大の字になって倒れる真由を見ながら冷蔵庫へと向かい、扉を開ける。
「おっ!」
「えっ?」
私の声に反応し、真由は勢いよくベッドから体を起こした。
「真由さーん!ありましたよー」
ニタニタと笑いながら、缶チューハイを2本両手に持ちながら見せると
「飲むしかないっしょー!!!」
と、真由は声を上げた。
家にあったお菓子をつまみ、缶チューハイで乾杯しながらお酒を飲んだ。
ライブの疲れのせいか、1本でも酔いが回るのは早く、2人でベロンベロンになりながら笑い、ベッドへと飛び込んだ。
「真由〜!!ちゅぎ(次)は良い恋しろよ〜!!!!」
「は〜い!!!怜も、広幸君と別れたら、真由が許さにゃいからにぇ〜!!!」
「指切りげーんまーん…」
呂律が回ってない言葉で語り合うと、いつの間にか眠りに就いていた。
固い約束を示しているかの様に、小指と小指はギュッと絡み合ったままだった。
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Glitter ― 後編 ― ©著者:みるみる
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