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7章:その行き先 (1/7)

7章:その行き先


働けど働けど我が暮らし楽にならず
じっと手を見る

……結衣は手ではなく、自分の指を眺めていた。

ピアノを始めてから、気のせいか指が細くなったように見える。

けれどいくら練習しても、上達しているのかどうかは自分では分からない。

勉強なら違う。テストの点数が結果として分かる。しかしピアノに関しては「美しい音」がある、と青山くんは言った。鍵盤を叩けば済む訳ではないらしいのだ。

あきらちゃんは考えすぎる事はないと言ってくれたけれど…


あきらちゃんは、大学へは行かない。
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梅雨のころの私たち ©著者:陽炎

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