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8章:予知をする兄
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中学3年生の頃。
少し、悪い素行が目立ってきた頃。
夜、寝ていた時の事です。
その夜も、電気を付けたまま、寝てしまっていました。
部屋は、4畳のフローリングで、正方形。私は、入り口を足側にして、左に布団をひき、壁に顔を向けて寝ていました。
夢を見ていました。
学校の帰り道、茶畑が両側にあり、間の細道を、煙草を吸いながら帰宅している夢。ところが、いきなり真っ暗になり、空から声が聞こえてきました。歳のいった、男性の低い声。
「〇〇年、〇月、お前に〇〇〇がおきる」
などという、予言みたいな事。何度か言われている間に、私はイライラしてきて、怒鳴りました。
「隠れてないで、出て来いや!」
その瞬間、辺りは真っ白になり、夢から覚めました。
そして、部屋には人の気配が。
最初は、兄かな?と思っていました。
しかし、何とも言えない寒気が襲って来たので、
「これは違う!」
と思った私。
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恐い話 ©著者:リカ
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