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41章:結婚記念日に歌ってくれた歌 (1/1)

41章:結婚記念日に歌ってくれた歌

この歌は、両親の結婚記念日に、よく父が歌ってくれた歌でです


うちの親は、勉強しなさいとは、ほとんど言わなかったけど、「宿題はあるの?やったの?」

とはよく言っていました

夏休みの最後の三日間で、半ベソかきながら残りの宿題を必死になってやった思い出が、何だか今では懐かしいです
(・∀・)

普段の成績に、一喜一憂しないでくれた親に感謝

多分両親は、下記のような思いだったのが、大人になると分かります

私の親が一番こだわったのは、「健康で、勇気があるように」でした



お前と一緒になった後は
二人で大きな森へ行き

小さな小さな家を立てるのだ
丸太小屋に煙突つけて

森の縞リスやキツツキは
素敵な隣人になるだろうが

別に怖いわけじゃないが
蛇だけは苦手だからお前よろしく

それからお前は川へお洗濯に
俺は山へ炭焼きに

お前大声で下手な歌を歌う
俺は切り株でヴァイオリン




子供が出来たら勉強は
適当でよいから健康で

野うさぎ追いかけ野菜を育てて
空と土とを愛するように

俺がブナの木やヒッコリーで
美味しい薫製作るから

別に怖いわけじゃないがゴキブリ
は苦手なのでお前らよろしく

鹿肉の塩の加減覚えたなら
魚釣りを教えよう

明るく輝く瞳の子供たちよ
爽やかで勇気があるように




地震 雷に 火事 嵐
力を合わせて乗り越えよう

誰かが病気になった時は
俺が担いで町の医者まで走る

花が咲いたなら野苺や
キノコを採りに出かけよう

本当は怖いけれど森の熊だけは
俺に任せてみんなは逃げるように

月に誘われて夜は丘に登り
みんなで星を数える

雨の降る夜は窓辺にランプ灯し
静かに語り合うのさ




時は流れて全てを変えるだろう
子供は巣立ってゆき

俺とお前の二人に戻るだろう
初めの頃のように

お前は相変わらず川へお洗濯に
俺は山へ芝刈りに

お前大声で下手な歌を歌う
俺は切り株でヴァイオリン

大きな森の片隅で
綴る俺達の物語

小さな小さな伝説として
子供が語り継ぐだろう

俺達がいなくなっても
子供たちよ胸を張って

俺達の墓を乗り越えてゆけ
新しい伝説のために
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セキララ ©著者:吾が肺は2個

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