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31章:小さな卑屈な心 (1/1)

31章:小さな卑屈な心

不意に私の胸に去来した寂しさはなんだろう?

自分でも分からない気持ちに戸惑った。

そうだ…。
まだ私の中には小さな卑屈な気持ちがあったから恥ずかしくなったのだ。

自分の口から自白したとき、見つけてしまったのだ…。

嬉しい気持ちと反対に、背中へとすれ違って行った「卑屈な気持ち」の後ろ姿を追いかけてしまったのだ。

それは見えない小さな雲の塊みたいだった。

そして、その小さな雲の塊にはこう書いてあった。

まだあなたは実の親に捨てられたことを恨んでるんだね。

情けないねと。

私はその小さな雲を右目のはじっこでとらえてしまったのだ。


分け隔てなく育てて貰った父母に申し訳ない気持ちでいっぱいになった…。
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セキララ ©著者:吾が肺は2個

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