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16章:マリッジブルー
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16章:マリッジブルー
小高い丘を抜けると空が一気に開けた。
艶やかな大きな葉を茂らせたポプラ並木の坂道は壮観だった。
段々に居並ぶ分譲団地はさながらモノリスの群れのようだ。
舗道には沢山落ち葉を敷き詰めたように散乱していて、ムートンブーツで踏み歩くと、乾いたクシャ、クシャという音がした。
この団地の中心地にある商店街の脇に人口池がある。
兼ねて用意して来た食パン四枚を水鳥たちにあげよう。
湖畔に突き出た半円形の広場にベンチがある。
そこでしばらく手すりにもたれ湖面を眺めていると、早速、目ざとい鯉や亀が集まって来た。
鯉は丸い口を水面に突き出して、パクパクさせて無邪気な瞳でこちらを見上げている。可愛いね。
ここには渡りを忘れてしまったつがいの真鴨、二羽と、この時期になるとやって来るおしどり数羽と鴨がいる。
その子たちにパンをちぎって投げ与えていると、ニャーニャー鳴きながらねこチャンがどこからともなく表れる。いつもなら…。
普段はもっと早い時間に来ているんだけど、今日は来るかな?
しばらく辺りを見回し、ちょっと休憩。
ベンチに腰かけて、「あったかい」に変わったばかりの自動販売機で買った缶コーヒーを飲む。
両方の掌で缶をつつんで、しばし暖を取る。
天気はいいけど気温は低かった。
こんなことなら手袋をしてくれば良かったなと後悔したけど、昼頃になれば暑くなるかも?と思い直した。
こういうのってやっぱりマリッジブルーの一種なんだろうなあ…とぼんやり考えていた。
あの日、作文を読まなかったらこんな行動はしてなかったよな…と。
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