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10章:道 (11/11)

1人1人の言葉を強く刻み込んだ柚稀君は、キャリーバッグの取っ手をぎゅっと握り締め、手首に巻かれていた腕時計を見る。


「そろそろ行くね。見送りありがとう」


伝え終わると、私の方に視線を向けた。


「…広幸は僕の大切な友達だから、宜しく頼むね…女の人に言うのも変だけど…」


言い終わると、初めて私に優しく微笑んだ。



まだ見えぬ、無限の可能性を秘めた夢の道へと柚稀君は1歩…1歩と歩み出した。



姿が見えなくなるまで見送ると、優斗さんは大きく伸びをし、柚稀君に刺激を受けたのか、ぼそっと呟いた。


「俺も頑張らなきゃなー」


きっと…みんな、心の中で優斗さんと同じ事を思っていた。



家庭、友達、恋人、夢…


守りたい物、進む道は異なるけど、私達はそれぞれの道を歩み出そうとしている。

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Glitter− 前編 − ©著者:みるみる

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