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7章:ライブ
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携帯から顔を離し、真由と私は一旦顔を見合わせるとまた顔を携帯にくっつけた。
「ご褒美って…何するの?」
「え?あー、2人きりで遊んでくれるだけでいいんです!」
「…そ…そう」
「…駄目ですか?」
「いや…駄目じゃないけど」
自然と出た言葉に自分でも驚いた。
私の心の中で、少しずつ…知らない内に広幸君を受け入れ始めてきていた。
「まじで?やったー!!あっ!じゃあ土日でも暇な日あったら教えて下さい!平日は俺、学校だし…バイトはー…希望取れば大丈夫か」
「バイトしてるの?」
「はい!バンドやるのも金かかるので」
「そっか…頑張ってね」
私の言葉で終わり、電話を切ると直ぐにシフトを確認し、広幸君にメールを送った。
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