6章:驚愕の真実 (2/45)

次の日、
警察に行ったと弘樹から連絡が入った。

警察では一応届けは受理するが見つけるのは難しいかもしれないと
あまりいい対応ではなかったとメールに書いてあった。


これだけの金額を騙し取られて、
探したりしないものなのだろうか。


私がそう返事をすると弘樹は

「民事の問題だからと言われちゃいました。」

と返事をした。


確かに窃盗ではなく詐欺になるだろう。

しかも預り証もない。


確かに警察をあてにしないで、お金を貯め、
弁護士などにお願いした方がいいのかもしれないと私は思った。