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2章:踊るはぐれ相棒24
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実は犯人達には共通点があった。犯行前、同じ時刻同じ場所に立ち寄っている。建設途中のこのホテルがそうだ。
もう何年も放置されて、コンクリートと鉄筋がむき出しの廃墟。懐中電灯を出し鉄柵の鍵を壊して奥へと入る。
この場所に来たのは二度目だ。以前に来たとき俺は…ある男を殺してここに埋めている。
後ろから聞き覚えのある声がした。
「久しぶりだな」
振り返ると、そこには俺達が殺した男が立っていた。どう見ても生きてない。
俺「あいつが言ってた事は本当だったのか…」
「聞いてたのか?3日前に会ったぜ。その後殺されたようだがな」
俺「どうやったか知らんが…おまえが殺させたんだろ!」
「そうだ。いつかおまえもここに来た誰かに殺される。」
俺「フッ…そうはいかない」
「なにっ」
俺「おまえは誰かに殺させる事は出来ても、殺す事はできないんだろ?」
「それがどうした。いずれ…」
俺「悪いな。ここには誰もいない。おまえには今、成仏して貰う。そのための物も用意してある。これが…」
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