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5章:Season5 (3/12)

放課後になり、私は誰よりも早く教室を出る。


野口に会わない日は、いつもそうだった。


……家までの道のりを歩いていると、幼なじみの拓海が走り寄ってきた。


「愛香、久しぶりだね。」


「そうだね。」


拓海とは高校が別になってからあまり顔を合わせなくなった。


私が夜遅くにならないと帰らないからかもしれない。


「愛香、少し時間ある?」
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舌と狂気 ©著者:さーや

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