8章:決断 (2/8)

カフェに入り温かいミルクティーで心を落ち着かせ、私はさっきの出来事を由美に話した。



「ありえない！梨華も琢磨も！今から殴りに行くわ」


と、琢磨君の家へと向かう由美を引き止める私に



「何で？奈々の気持ち踏みにじってんじゃん！てか奈々…あんたもしかして本当は無理矢理ヤられてたんじゃないの？」


と、私の両肩に手を置き顔を覗きこんだ。



躊躇いながらもゆっくり首を縦に振る私に



「も〜だからあれ程言ったのにー」


と由美は自分の顔を手で覆った。