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7章:嘘
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馬鹿だ…本当に私は馬鹿だった
琢磨君が家に呼んだのも、送り迎えするのも、場所や帰る時間教えてから家出る事も、1時間おきに私の行動を聞く事も
全部全部全部全部全部全部全部全部
束縛なんかじゃなくて、
自分が浮気する為に監視する必要があったんだ。
悔しさと情けなさで私は道端でずっと泣き崩れていた。
「…奈々?」
その声に顔を上げると由美が立っていた。
「どうしたの?…って…え!?何で泣いてんの?ごめん!待たせたから?え?え?」
由美がどうしていいか分からず、キョロキョロしていた。
「と…とりあえずさ!カフェ入ろ!ね?」
由美に宥められ、私と由美はカフェへと入った。
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