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2章:平成10年中期 (1/1)

2章:平成10年中期

僕は、この時期金融に夢中でした。今思えば何で、
夢中になれたかは、不明ですが!

給料は、20万円+歩合
でした。入社して、
3ヶ月目で、30万円貰える様になりました。

仕事内容は、
朝9時出社の13時まで、来店客の貸付対応
電話での
新規客の貸付テレアポなど、
14時から、
電話での当日入金客の追い
14時半から、
銀行に通帳記帳と、
新規貸付客、再貸付客、
二口目貸付客への振り込みなど、
15時から、ご飯休憩
16時から、
当日延滞客の追い、当月外延滞客の追い
18時から、
忌まわしき取り立て出動で
回収後、
現地解散が、
一連の流れだった。
最初の内は、見様見真似で
必死に覚えた。客への言い回しから、取り立て時の
決め台詞と、決め顔
まあ、色々と覚えさせられたのを覚えています。

当時は、
まだパソコン管理が、
されてなく、いちいち
台帳に手書きで記入していた時代だった。
来店客は、顔写真付き
振込客は、権額面、親族、などなど、
何せ手書きなものだから、字が癖字の同僚の後は、読めなくて困ったりも多々ありました。
当時は、こんな感じで
振り込みと来店のダブル
貸付でした。都内近郊は、大口の客のみ取り立て現地出動系で、小口の遠方客は、電話での取り立てでした。
しかし
異例で名古屋に取り立てに行かされた、
同僚が、いました。
手ぶらで帰って来るのは、御法度なので、現地で
カツアゲなんて話しも
あったり、なかったり!
とにかく、毎日が
楽しかった時代です。

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あの頃は、天国 ©著者:無関心

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