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6章:新しい恋 (2/17)

「この仕事はあくまでバイト。
私と付き合っても、
必ず大学には行ってね。
学生が本業って忘れないで。」


ゆかりはよくこの言葉を口にした。

だからという訳じゃないが、
俺は大学に休まず通った。

二日酔いがひどい日も、
疲れて眠っていたい日も。


ゆかりは意外なことに本名だった。


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幸せ ©著者:葵

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