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4章:大学とバイト (3/14)

二人とも少し寂しそうだったが、養父の
「男だからな…。」
という言葉で養母も納得した。

俺は自分の力でやってみたいという気持ちも大きかったが、
実はこれ以外負担をかけるのが心苦しかったのだ。

跡継ぎだし、養父も大卒だから大学に行って当たり前という環境だったが、
俺は実の子でもないのに
大学に行かせてもらえるだけで有難いと思っていた。

この先
社会人になったら養父母にお金を渡すつもりでいたし、
家を建て直すときは俺がお金を出すつもりでいた。

それが歪んだ愛情しか持てない俺の唯一の恩返しだと思っていた。
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幸せ ©著者:葵

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