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7章:お出迎え
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仕事が終わり、入口を出ると
「美奈子さーん」
と手を振る男の子が見えた。
朝の少年だ
「どうしたの?」
と、突然のお出迎えに戸惑う私に
「変質者から守るって朝約束したじゃないですか!だから早速お出迎えです」
「あ…そっか」
「はい」
朝は由里が居たからいいけど、マンションまでの道程まで何を話していいのか考えていた
「何かエレベーター内で話すのとはまた雰囲気違いますよね」
と少年が話かけてきた
「…うん。あっ!部屋何階なの?」
どうでもいい事を聞いてしまった…と後悔した
「6階の605号室なんで美奈子さんのすぐ上ですよ」
と、こんな質問にすら丁寧に答えてくれる少年に感謝した。
そうだ
1番聞かなきゃいけない事を忘れていた
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