4章:水沢ルイ (3/3)

男が入ると女関係は駄目になるとよく聞くけど


家庭と友達関係


"男"という存在がこんなにも簡単に関係を崩す事に呆気なさと恐怖すら覚える。
"男"の存在がそれ程強いのか
"女同士"の絆が脆いだけなのか
どちらにしても呆気ないのは確かだ。



高校での虐めは陰湿なものだった。
まみは成績も優秀で運動神経も良く容姿端麗という完璧な存在だった為周りの評価も高かった。
周りには友達のふりして仲良く見せていたから誰もまみを疑う事はしないし、私の性格上、周りを敵に回す事等怖くて出来なかった。
学校の外でも虐めは続いた。
思い出したくもない事ばかりだ。


逃げ出したいけど断れない
そんな自分が大嫌いだった



斎藤類



あなたに会うまでは…