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57章:お鍋のおかず
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57章:お鍋のおかず
私は子供の頃
お鍋が大好きだった。
とくに水炊き!!
水炊きの具の
榎茸・白菜が特に好きで
ひたすらその二つの具ばかり食べていた。
そして小学校四年生の頃
母はお鍋に新しい具を増やした。
その名は【マロニー】
CMでもよく
『マ〜ロニィ〜ちゃんッ♪♪』
と、おばさんが歌っていて
マロニーの存在は知っていた。
でも私はよく。。。
マロニーだったっけ??
あれ??なんだったっけ??
オナニーだったっけ??
どっちだったっけ??
と、分からなくなり
家族みんなで鍋を食べている時に
馬鹿でかい声でよく母に
『ねーお母さん!!
鍋のやつ
マロニーだったっけ??
オナニーだったっけ??』
と、聞いていた。。。
母はそのたびに
『知らん
』
と、いきなり怒って不機嫌になっていた。
私は小学生で
オナニーの意味なんて知らないし
マロニーと間違えていたんだが。。。
オナニーと言う言葉と意味を知ってからは
なんて事を私は言っていたんだと
恥ずかしさがこみ上げてきた。。。
母は小学生の私が
言葉や意味を知っていて
母に聞いていたと思っていたのだろうか??
この子【マロニー】の事
ちょっと間違えて覚えてる
人前で恥かく前に
ちゃんと【マロニー】って
教えてあげなきゃ
とは。。。
ならなかったのだろうか。。。
今でもお鍋の日に
【マロニー】が出てくると
私は1人気まずくなる。。。
そしてトラウマからか
今だに【マロニー】が大嫌いな私。
【小学校四年生の時の体験】
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