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35章:せっちゃん2 (1/3)

35章:せっちゃん2

私は、せっちゃんの誕生日を
お祝いしてあげることが出来なかった。

せっちゃんは言った。



「オレは、お祝いしてあげたのに」


私だって、お祝いしてあげたかったよ。

でも、出来なかったんだよ…

出来なくなっちゃったんだよ。



「それは、言ったじゃん…」


「何が」


「だから、知らないホストにやられて
歌舞伎町怖くなって…」


「別に、処女だったわけじゃないし」



私は、悲しくなって席を立った。


急ぎ足で、新宿駅へ向かった。


せっちゃんは、一緒に帰ってくれるつもりだったのかもしれない。


11回目の記念日のこと。


せっちゃんからは

「ごめんね」

とメールが来て、そんな事で傷ついてる自分が

子供のようだと思った。




誕生日を祝って貰えなかった

せっちゃんの方が、傷ついてるんだから。
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色糸 ©著者:高田庵

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