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10章:慟哭 (5/8)

珈琲を手に部屋に戻ると繭は勉強の準備をしていた。


昨日の居残りが堪えたのだろうか。


いい心掛けだ。


「お待たせ。それじゃあ始めようか。まずは37ページの問1から問6までやってみせて。わかんなかったら聞いて」


「…は〜い」


繭は腑抜けた返事をした。


何だ?
早くも眠くなったのだろうか。


繭はペンを取ると黙々と勉強を始めた。


その様子に安心しながら僕も宿題に取り掛かった。


「…ねぇ、いち君?」


繭がペンを置くとゆっくりと僕を見た。


「ん?何?もう行き詰まったの?」


「…エッチしようよ」


「…は?」


唐突過ぎる誘いに今度は僕が腑抜けた声を出した。


「いち君…ね?」


繭は返事も聞かずに僕をベッドに押し倒すと口唇を重ねた。


繭のシャンプーの香りが鼻先をかすめた。


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鏡花水月 ©著者:ゆえ

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