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3章:別れ (2/8)

「最近ね、この辺に変質者が出るみたいなの。だから友達と遊ぶのはいいけど、あまり遅くならないでね」


玲奈は食後のお茶を煎れながら注意を促した。


昨日の帰りが遅かったからだろうか。すっかり姉のようだ。


「寒くもなってきたし…いち?聞いてる?」


「うん…」


何だか寒気がするし、身体の節々が痛い。


「ご飯も殆ど食べてないじゃない。具合悪いの?」


そう言うと僕の額に手を当てた。


ひんやりとした手が気持ちいい。


「ちょっと!いち、熱があるんじゃない?」


玲奈は慌てながら薬箱から体温計を取り出し、僕の脇に挟んだ。


「嘘っ!39℃もある!いち、大丈夫?!」


玲奈の声が遠ざかる。
目もチカチカする。


僕はそのまま意識を失った。


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鏡花水月 ©著者:ゆえ

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