この間の､誠ｻﾝから

食事のお誘いが来た｡


断るわけには
いかなかった｡


ﾊﾟﾊﾟは
かなり喜んでいた｡



今日も帰りの車で
大日向に愚痴をもらす｡


｢今時のガキは我が強い｡｣

自分のことばかり
考えている｡

真っ先に自分｡
悪いのは相手や回り｡

｢左様で御在ますか…｡｣


｢今日､不登校の子が
親と学校に来たんだが

親に死ねだの
気持ち悪いだの
暴言吐いてた｡
気がしれないな…｣


｢それは､ひどいお話しで…｣

｢何様なんだろうなあ…
口だけはいっちょ前で
なんにも世間を知らないくせに｣


｢いろいろな経験が
人より少ないのでわ…？｣

｢だろうな…
愛情も教育もなかったのかな…｣

｢悲しいですね…｣

｢うん｡可哀相だ…｣


高校教師をやっていて


親の態度に
多々呆れることがある｡


自分の子が１番
可愛いのはわかる｡

だが育てかたを
間違いすぎている｡


常識のない親から
立派な子が育つはずが
ないのだ｡


まずは親から
鍛え直したいものだ｡