ある日、お客さんで来たのは全身に入れ墨、ヤクザだった。

私はヤクザのお客さんにはよく当たる。

別にお客さんには代わりない。

かなり酔っ払っている。

それもいつもの事。


「おう、姉ちゃん、何でこんな所で働いとるん？可愛いのに、勿体ないな。借金？」

こういう事を聞くお客さんはたくさんいる。

私は嘘をつけない性格。

私「別に理由はないよ。借金もなければ、お金が欲しいってわけでもない。」

ヤクザ「ならエッチが好きとかか？」

私「別に…」

ヤクザ「楽して稼がせるから？」

私「それも理由ではない気がする。」

ヤクザ「あはは！姉ちゃん、面白いな。俺と付き合ってみんね。」


めちゃくちゃカッコイイし、何だか雰囲気も結構タイプ。付き合ってみてもいいかな…


付き合う事になった。


彼の名前は、裕也。

歳は私の２つ上。