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16章:ケガと進路
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夜景が見える素敵なレストランでも海が見える所でもなんでもないずっと暮らしてきた団地でのプロポーズだったが、私は大満足だったし私達らしくて一生忘れれない大事な日になった。
次の日は朝からみんなに報告しまわっておばちゃん達はまたしても泣いてくれてマユは電話で報告したら
「えぇぇー!!マジでぇ!?おめでとうー!」
って叫びながらすぐにお花を持って来てくれて、みんなとても祝福してくれたし心から感謝した。
そして後日。
よく晴れた大安の日に私とシュウ君は籍を入れた。
同時にシュウ君は売人を辞め自力で就職を探して小さな町工場に勤める事になった。
宮本さんからはお祝い金を頂きアーウェのお墓があるからかなり迷ったが、結局そのお金を有り難く使わせてもらい住み慣れた団地を離れ道路を渡ればあいりん地区って場所でペット可物件が奇跡的にあった為引っ越した。
外観はボロボロだったが中はリフォームされてて綺麗だったし私達にはとてもいい立地だった。
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大阪府西成区で過ごした28年。 ©著者:オコジョ
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