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15章:高校生活とシュウ君
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私とマユは結局3年間クラスが違うかった為体育祭や文化祭、修学旅行も行かなかった。
だけどシュウ君やマユのお父さんは事情をわかっていたのか行かないからって特に怒ったりもしなかった。
3年になっても高校では相変わらず話す人はほとんどいなかったし、たまにヤンキーチックな男子が興味本位で
「西成って普通に人死んでるんやろ?ホームレスだらけやしな!売人ってどうやったらなれるか知ってたら教えてくれ!」
や
「お前の親って外人なん?日本人じゃないってお前と同中のヤツが言っててさぁ。」
などと言ってくる事はあったが相手にしなかった。
マユは私の親の噂ももしかしたら聞いていたのかもしれないが、親の事は何も話さなかったので聞いてくる事もなかった。
そしてそんな3年間を過ごし、私とマユは無事卒業した。
卒業式の日はシュウ君と酒屋さんのおっちゃん夫婦と、マユの両親も来てくれていた。
マユのお母さんは彼女にとてもよく似ていてスラッとした背の高い綺麗な人だった。
マユのお母さんも酒屋さんのおばちゃんも何度もハンカチで目を押さえたくさん泣いてくれて、私もマユも進路は決まっていなかったが
「また明日遊ぼ!」
と約束し、その日は学校の校門の前で別れた。
西成に帰ってからみんなにお祝いしてもらいシュウ君と家に帰って寝る準備をしていると
「卒業おめでとう!よく頑張ったな!えーっと…まぁ、あれやな。ほら……
俺と結婚すっかぁ!」
と言ってくれた。
頭の中が真っ白になり時が止まってしまったかの様に放心状態になったが嬉しくて嬉しくて
「うん!大好き!シュウ君…ありがとう!」
と抱き着いてしまった…。
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大阪府西成区で過ごした28年。 ©著者:オコジョ
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