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11章:9時以降は危険地帯
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しばらくするとおばちゃんが戻ってきて、みんなもうすぐ来てくれるという。
みんなに迷惑をかけて本当に申し訳なくて悲しかったなぁ…。
先生は私の体が今どうなっているのか説明してくれて、肋骨1本と右足骨折、右股関節と右肩は脱臼、奥歯2本が砕けていて全身打撲という診断だった。
そしてとても言いにくそうに
「実はね…、卵巣がね、破裂してたんですね…。片方やったらまだマシやったんやけどね、あなたの場合は両方破裂しててね…ごめんなぁ…。助ける為には卵巣を全摘出しか無くてね…。全摘出させてもらいました…ごめんなぁ…。」
と繰り返し謝りながら説明された。
おばちゃんは泣いていた。
シュウ君は俯いて震えていた。
私は頭が真っ白になった。
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大阪府西成区で過ごした28年。 ©著者:オコジョ
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