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5章:学校に行こう!
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結局学校では日本人の子達にイジメられっぱなしだったけど、学校に行った事で日本語もかなり達者になり、字は酒屋のおっちゃんに書き順ノートを買ってもらってみんなで必死に勉強した。
シュウ君やエルは4年生からだったから漢字もたくさんあったし私なんかよりもっと努力したと思う。
そんな毎日を過ごしていたら学校で家庭訪問のプリントが配られた。
先生に家庭訪問とは何かをゆっくり説明してもらい、理解したと同時にこれはえらいこっちゃ!
というわけで、その日は慌てて真っ直ぐ家に帰り父に説明。
返ってきた言葉は
「俺は学校に行かせるなんて一言も言ってない!お前が勝手に日本人に媚び売りやがったからこんな事になったんだ!」
だった。
そこからはボコボコに殴られてまた追い出された。
猫と家庭訪問のプリントを握りしめて、しばらく団地の廊下で呆然としたなぁ…。
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大阪府西成区で過ごした28年。 ©著者:オコジョ
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