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3章:空き缶拾い
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そうやって空き缶拾いをしながら時には覚醒剤の売買を警察の様に見張ったり、サイコロ賭博を観戦したり炊き出しをおっちゃん達に分けてもらって食べたりとクソガキ街道まっしぐらだったけれど、とにかくこの頃の思い出は楽しかったしか無い。
家は相変わらずだった。
でも父と話さなかったら、父に興味を持たなければ殴られる事も無かったのでまだよかったと思う。
団地メンバーはアレンと私が同い年でシュウ君もティナもエルも年上だったけれど、誰も小学校には行っておらず毎日朝から夜まで遊び回った。
夜帰って来ないからって探しに来てくれる親は団地メンバーには誰ひとりいなかった。
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大阪府西成区で過ごした28年。 ©著者:オコジョ
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