1章:ﾌﾟﾛﾛｰｸﾞ (3/3)

そんな街で過ごしてきた28年。


嫌な思いもたくさんした。

絶望感もたくさん味わった。



だけど、同じくらい幸せな事もたくさんあった。


西成に住んでいたから強くなれた。

ここで経験した事に比べたら、他で嫌な出来事があっても全然ﾏｼだと思えれる様になった。



あんこのおっちゃん達、住んでいた団地のみんな、お弁当屋さんのおばちゃん、酒屋のおっちゃん、お好み焼き屋さんのおっちゃんおばちゃん、西成警察の警察官、他にもたくさんお世話になりました。
ありがとう。



私は今でも西成がどこよりも大好き。
愛すべき…とても思い入れの強い地元。