もう逢えないって泣いたあの日以来、貴方には逢えてない。

いつだって悪者になりたくない貴方はあたしにライブのパスをくれて、おっきいライブは観に行ったりしたけど、招待券じゃもちろん楽屋なんていけなくて、遠くから貴方の成功を眺めてるだけ。


ばかみたいに。
つまんない。


あたしね、貴方に踏み台にされて、お金ひっぱられて、ゴミみたいに棄てられて。


おかげで、ヘルス嬢から国産の化粧品屋になって、スキル認められて外資の美容部員になって、今エステサロンの店長してるんだ。

いつか、



貴方に逢えた時に誇れるあたしでしょ？




いつかはなくても、


貴方より誇れるあたしになれたでしょ？


辛いこと、厭なこと、たくさんあるけど、貴方に捨てられた事より辛いことはないと、前を向いて進んでるよ。



どんなに辛い目にあって倒れても砂をつかんで立ち上がれ。



最高で最低な貴方のおかげで学んだこと。