一年間彼の事だけ考えて、彼のためだけに働いて、彼中心の生活をしていたあたしは彼がいない現実を受け入れられず、仕事もせず、ずっと部屋に引きこもっては彼の好きだったお酒を呑みながら、彼との事を思い出していた。

酔っては彼に電話をかけ、思い付く限りの悪かったところをあやまり、復縁を迫った。

その度に悪いのはりなじゃない。
彼が優しく答えてくれるのをいいことに、毎晩、毎晩めちゃくちゃな長電話に付き合わせた。


最初はつきあっいてくれた彼も、だんだん嫌気がさしてきたんだろう。


電話に出る回数が減り、仕事の邪魔しないでくれと懇願されるようになった。