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4章:夢みたいな夜。
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4章:夢みたいな夜。
予定時間を30分くらいすぎたころかな?
一台のバンがホテルの入口に止まった。
彼がきた!!
すぐに立ち上がって様子を伺うわたしと美穂。
順々にメンバーが降りて来るのをドキドキしながら見つめた。
「彼が降りてきたら、サインもらって、ライブ楽しみだって言って、手紙渡さなきゃ!!」
頭の中はぐるぐる、ぐるぐる。
なのに初めて見るメジャーバンドマンに緊張して、身体は強張って、足は震えてた。
それは美穂も一緒だったみたいで、
「あたしたち、怒られないかな?」
なんて不安そうな顔しながらわたしを掴む手は震えてた。
最後の最後にゆっくり。
黒づくめの格好で、すっごい猫背で、なぜかやたらがに股に彼が降りてきた。
すぐわかったよ。
雑誌のプライベートショットでみたばっかりの格好だったから。
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砂を掴んで立ち上がれ ©著者:りな
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