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20章:エンチョ先輩
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20章:エンチョ先輩
エンチョ先輩と早百合ちゃんは面識があり色んな事を知ってるせいかエンチョ先輩の事は良くは思ってなかった。
ほろ酔い気分で喋り出すエンチョ先輩。
とにかく早百合ちゃんだけはやめろと言い話しを進めた。○○組の○○さんとも昔付き合っていたし今でもそっち関係の人と繋がってるから何があるか分からないからと言った。
エンチョ先輩とは何でも話させる仲だがシャブの件は話してなかった。
良く考えてみろ何かおかしくないかと聞かれたがシャブの事しか頭に浮かばなかった。何がと聞くと俺に近づいて来たのも全て最初から計算されて仕組まれたと言う。アパート件、ボロボロの車検切れの車、質屋から出せれなかった時計と確かに全て俺の支払いだ。
確かにエンチョ先輩の言う事には一理あった。
アパートは家賃滞納もあり続けて住めないと不動産屋に言われた事を思いだした。
そんな事ある訳ないじゃんとエンチョ先輩に言ったあと俺は頭の中を整理して考えた結果、確かにシャブさえあれば男なら誰でも良かったのかと。
黙ってる俺にエンチョ先輩が「お前がちょうど都合上良かったんだよ」と言い、そろそろ用済みか!酔ってるエンチョ先輩は最後にゲタゲタと笑いこけていた。
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まだ忘れられない ©著者:豊田世梨花
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