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7章:逮捕 (1/1)

7章:逮捕

俺にはわからない事があった。剛の事だ。いつも早百合ちゃんを指名をしてるがそこまで話込んでる様子はなかった。俺も気を使って俺からは話かけないようにはしていた。むしろ余り早百合ちゃんに対して気がないようにも思えた。
彼女達と一緒に飲んでると俺は楽しかったが剛はそうではなかったのかも知れない。
この頃から剛は席を抜けて同じビルの上の階のキャバクラに行くようなる。
席に残るのは早百合ちゃんと俺だ。必然的に早百合ちゃんと居る時間が多くなりこの頃から俺は早百合ちゃんに惹かれていった。
それからも剛と飲み歩いて居た。
ある時など、早百合ちゃんの店で40万位使い店が終わってから三人で違うキャバクラに行き60万位使った事があった。さらに某温泉に一泊で行った時など200万だ。さすがにこの時は驚いた。しばらくしてから剛に連絡を取ると他の嬢と旅行してると言っていて帰ったら連絡すると言っていたが連絡はなかった。
ある日の朝、新聞を見ると驚いた。
住所も名前も間違いない。剛だった。何の事件かは
書けないがその後、懲役四年の実刑で服役する。

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まだ忘れられない ©著者:豊田世梨花

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