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6章:最終章 (2/21)


いつかその時が来る――…

そんな気がしてたから


だからこんなにも

好きに

なれたのかもしれないね…













『…あれ?』

和希があたしから離れて
顔をマジマジと見た

『何?』

あたしも不思議そうに見ると

『俺ってゆまの事好きなの??』

あまりにも真剣な和希の顔に

『…やばい。うける』

思わず吹いた

『ねぇ、マジで!』

構わず真剣に問う和希を可愛いと思った

『あのね?好きになる時に本人に聞く人いないから。』

お姉さん気分になって答えると

『だよなぁ?びっくりした…おやすみ〜』

安心したように笑うと、シートを倒してあたしに背を向けた

『…おやすみ』

…すごーく複雑なんですけど…

まぁ…いいか。いつしか和希のあり得ない発言、行動に動じない自分がいた

あたしもシートを倒して目を閉じていると

『もうコンパには誘わないし、行くなよ』



あり得ない和希の言葉に

まだ動揺する自分がいた…

もしかして
…心配してくれてる?

『うん…』

変わらず背を向けてる和希に微笑んだ


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春夏秋冬 ©著者:ゆま

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