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5章:その先にあるもの (19/19)

本当に寒いんだろう

いつも背筋のいい和希が背中を丸めて歩く姿に、何だか愛おしく感じた

会話のないまま駐車場に着くと

『ちょっと待ってて』

そう言ってアパートに戻ると、自分の車の鍵を持って戻ってきた

『行こっか?』

そしてまたあたしの前を歩きだした

和希の車に着くと

『やべ〜寒すぎ』

暖房を強風にしながら震えてた

あたしも風の出るところに両手をあててると






『…俺やっぱりお前の事大事だわ』

あたしをギュッとした体はまだ冷えていた

あまりにも突然すぎる出来事に、心臓をバクバクさせていると

『さっきは…ごめんな』

あたしは首を横に振りながら和希の背中に手を回した











和希……


……あたし


ありさの代わりでもいいよ…




もしもあたしに。


その役割が出来るのなら


―――…喜んで


引き受けるのに――…


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春夏秋冬 ©著者:ゆま

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