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4章:オセロ (2/30)

いつしか出来てしまった
ありさとの距離は

時間がたつほどに
二人の間に溝を作った

高校を辞めてから
全くと言っていいほど
取らなくなった連絡

和解できるのだと
また元に戻れるのだと
喜んだ日々は
戻ることなどなくて…

いつ大阪に行ったのかも
なぜ大阪に行ったのかも
それすら解らない関係に
なっていた


…あたしはどこかで


何にもできない
どうする事も出来ない
自分の存在を
いつまでも引きずって


…ありさのせいにしてた…


ありさがいなければ…

和希を好きにならなければ…


…あたしはもっと…
あたしはきっと…



…醜いあたし
汚いあたし…


きっとありさは
見抜いてたよね…








本当は解ってはずなのにね


ありさのせいなんかじゃない



ありさのおかげなのに…



認める事の出来ない自分がいた…――

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春夏秋冬 ©著者:ゆま

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