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3章:しゃぼん玉 (53/53)


『他に好きな子できた』


デートの帰り、家の近くに車を止めた彼は静かに言った


彼氏とはケンカもたくさんしたけど楽しい思い出はそれ以上にあったし、本当に好きだった

―――だけど。
こんなに簡単に気持ちが揺らいでしまうあたしには
彼氏を責める権利はないと思った

…あたしも同じじゃないか

心でいつも和希の影を探している自分がいる

それって立派な浮気…


約2年一緒にいた彼と簡潔に話しを済ますとあたしは車を降りた


『また何かあったら連絡してよ』

助手席の窓を開け軽く笑った彼は車を発車させた


どんなに好き合ってても
短ろうが長かろうが別れる時ってきっと呆気ないんだろうな…

すんなり別れに応じたあたしにホッとしたのか、笑顔さえ見せた彼の顔を思い出しながら眠りについた。


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春夏秋冬 ©著者:ゆま

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