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21章: 出会い
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21章: 出会い
それから…
何回か着信があったけど、私から電話をする事はしなかった。
二週間もすると…電話がくる事もなくなった。
また一人ぼっちになっちゃったなぁ…
自分で選んだから仕方ないけどね…。
横浜での仕事も親にバレたからまずいっ!っていう嘘の理由で休んでから…そのままバックレる形で辞めてしまった…。
あ〜ぁ…。お金どーしよ
貯金はまだ10万ほどしか貯まってないし…夜の仕事も辞めたからこの貯金を増やす事は難しい!
とりあえず美容師を頑張るしかないって状況。
1週間が過ぎ……
二週間が過ぎ…
家と職場の往復をするだけの日々を過ごしていた。
そしてこの日…店のバックルームで休憩をとっていた時、板垣さんが出勤してきた。
板:おっはよ〜!
あっ清美ちゃん!…スノボーに行く日なんだけど〜来週の月曜日の夜からだけど大丈夫??
清:あっ決まったんですね〜!!全然大丈夫です。
板:よかった!じゃぁ〜決まりね!楽しみだね〜。
清:はいっ!凄い楽しみですっ!!久々だから滑れるかなぁ〜(笑)
久しぶりにテンションが上がった!!
それから1週間は仕事が終わると家でイメトレやら準備やらをして楽しみにして過ごしていた。
そしていよいよ出発の日!
…とは言っても仕事をして夜中からの出発だから、朝から普通に店に出勤なんだけどね
だけど、楽しみがあると人は頑張れるものです(笑)
時間が過ぎるのを意識しすぎて若干1日が終わるのが長く感じたけど、ルンルンで仕事を終える事が出来ました!
家に帰り、すぐに風呂に入って準備をして…
やる事を全て終えてあとは迎えに来るのを待っていればいいって状況になると…
あれ?
やばい…
ちょーー眠くなって来た!
テレビを見ていても自然とコックリしてしまう…!
それもそのはず……
昨日はわくわくし過ぎて…ほとんど寝られなかったからだっ!
寝ちゃいけないっ!!って思うとなぜかもっと眠くなって…
ほんっとギリギリのところを彷徨いながら迎えの時間まで過ごした。
♪〜〜〜〜
はっっ!!
と携帯が鳴っている事に気付く!!
清:あっもしもし!
板:もしも〜しっ清美ちゃん?あと5分ぐらいで着くよ〜!
清:はいっ。分かりました。駐車場のところにいますね?
板:了解〜!待っててね〜
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光と闇 ©著者:erina
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