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17章:孤独な日々
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17章:孤独な日々
私は結局飲み続けて目覚めたのは昼すぎだった。
最悪の二日酔いで起き上がれずベッドに横になったままでいた。
一人ぼっちの休日。
何も予定もないし、自転車で行く所もないし、知り合いもいないし…
私は千葉で一人ぼっちになった事を実感した。
ふっと昨日亮が言った言葉を思い出す…
『きよが勝手にきたんじゃん…』
胸がズキッと痛くなる。
今となってはこっちに来た事は後悔でしかなかった…
……私…何やってるんだろ……………………………
バカみたい…。
一人で浮かれて…
突っ走って………
何もかも失って一人ぼっちになってさ…………
…………………………
悔しくて…涙がまた出てくる。
それと同時に結局は裏切った亮にイラつき始める。
考えれば考えるほど、亮が許せない存在になっていった…
『私をこんな捨て方して自分だけ幸せになるなんて事させないから。』
たった今も私がこうして苦しんでいるのに、亮は気にもとめていないと思うと、許せない気持ちが強くなった。
亮に送るメールを作成する
『昨日の事だけど、払う気がないなら亮の親に全部話しをする事にしたから。
それと、亮のした事は結婚詐欺だよ。メールの文章で証拠も残ってるし、結婚詐欺で裁判おこせるかいろいろ調べるから。』
…そして送信!!
別に…本気で親に言ったり、裁判おこしたりなんてしようと思わなかったけど
でもこのメールをみて少しでも亮が動揺すればいいと思った。
亮だけ楽になんてさせない!
私の出来る最後の抵抗だった。
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