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3章:歯がゆい想い
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3章:歯がゆい想い
私たちは 仕事も順調に覚えていき、よきライバルとして、 そしてひそかに想いを寄せる人として でも相変わらずな感じで日々を過ごしてた。
実は一回阿蒼君と飲みに行った。
だけどやはりそこでも会話はお互いのパートナーの事。まぁー愚痴だったりも含めて。
そんな調子もあり、この日も特に何もなくお開きになった。
とにかく私に入り込める余地がないと感じた。
だから今のままでも私は幸せだと思ってた。
この日までは…。
そんな何日か過ぎた頃、また阿蒼君に送ってもらえる事になった。
いつもと変わりなく話をしていく。
この助手席に座るのももう五回目ぐらいになる。
なんだかんだ 二人きりではなくても皆で同じ方向の人が乗り合わせて送ってもらったりした。
やはり、二人の時は少し緊張はしちゃうけどね。
それでも心地のいい私の特等席になっていた。
すると少し沈黙があったのちに阿蒼君がこう切り出した。
阿:あのね、凄い大事な話してもいい??相談なんだけど。
清:えっ?いいけど。仕事?プライベート??
阿:………
たぶん両方。
清:え?両方ってなに?
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