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7章:小学校6
次は放送室。
学校の放送室は、スタジオみたいになっていて、少し珍しい作りになっていた。
各教室にはテレビが一台づつ付いていて、放送室の校内放送やテレビが見れるようになっていた。
卒業間近になり、思い出を残すために、学級のしおりを作っていた。
うちらの学級は、作業的に遅れていたため、遅くまで作業をさせて欲しいと頼み込み、いつものメンバーで作成していた。
「ねぇねぇ!」
「ん?どうした?」
「テレビ付けて見ようよ!」
「良いねぇ〜」
みんなで、テレビを見ることにした。
テレビを見て、しばらく経ってから、画像が乱れ始めた。
「あれ?見れないじゃん!」
「まぁ、仕方ないから消して作業しよう。」
と、テレビを消そうとした時…
放送室の映像に、いきなり切り替わった。
俺達は不思議に思い、そのままテレビを見ていると…
誰も居ないはずの放送室に、赤い服を着た長い黒髪の女の子が映った。
その女の子が顔を上げ、俺達は真っ青になった。
その女の子の右目は無く血が垂れ流れ、左の目でブラウン管越しに俺達を、もの凄い形相で見ていた。
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