ホスト,キャバ,風俗等のちょっと大人の無料ケータイ小説!PC,スマホ、ガラケー全対応!

3章:小学校2 (1/1)

3章:小学校2

次は音楽室の話です。
夜にピアノが鳴ったり、肖像画が笑ったりと、色んな怪談があるが、今から話すのはベートーベンの赤い置物の話です。
音楽室のピアノの後ろの一番上に、いつも置かれている、赤いベートーベンの置物があるんですが、夜になると動き出すと言う。

ある先生から聞いたのですが、まだ先生が転勤して来て間もない時に、夜の見回りを頼まれ、一人見回りをした時の話。
いつものように、職員室から鍵を持ち出し、一階から見回ることにした。保健室、用務員室、校長室。職員室を過ぎて、昔は一年生の教室だった部屋を通り、家庭科室まで来た時、何やら上の階から、音がした。
「ん?」
先生は二回に上がり、図書室、二年生の教室、更衣室、放送室、三年生の教室、四年生の教室、理科室と言う順番で二階を見回った。
「あれ?何にも異常はないな」
と一安心。
念のために逆の順に見回りをし図書室まで来た。「やっぱり異常なし」
二階見回りが終わり三階に進む。
まずは、図工室、空き教室、六年生の教室、五年生の教室、そして音楽室…。
その時は、なんの異常もなかったらしく一安心して職員室に戻ろうとした時、音楽室に有るはずの、赤いベートーベンの置物が、後ろからついてくる。
怖くなった先生は、猛ダッシュで職員室へ向かう。
赤いベートーベンの置物がついて来ていないことを確認すると安心したのか、自分机に座り一息ついた時……。
目の前の窓際の棚に、そこに有るはずのない赤いベートーベンの置物が、睨んでこちらを向いていたそうです。

※この小説を友だちに教える⇒メール

いいね LINEで送る

孤島 ©著者:mew

夜のケータイ小説サイト「ホスラブ小説」
PC,スマホ、ガラケーで全ての機能が利用できます!

Copyright © hostlove.com All Rights Reserved.