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2章:小学校1
学校には、色々な怪談話がある。
その中の一つの話。
私の母校のグラウンドの隅っこに、柳の木が植えられていました。
この柳の木には、梅雨になると、女性のすすり泣きが聞こえて来る。と言う噂があり、七不思議として語り継がれていました。
ある日、みんなで柳の木の噂を確かめる為、夜の9時にグラウンドの門の前に集合する事になった。
インスタントカメラで、柳の木を撮ったり、一人ずつ柳の木に近付き、一周し木を触り帰ってくるなど、肝試しみたいな事をし遊び半分でやっていたが何も起こらなかった。
みんなが飽きて来た頃、そろそろ帰ることになり解散しようとした時。
フッと振り返り柳の木を見てみると、木のすぐ横が、ぼーっと赤く光っていた。
「ねぇねぇ!木の横って赤く光ってない?」
みんなに声をかけたが、「光ってないよ」、「気のせいじゃない」と言われ、気になりはしたが、その日は帰って行った。
2日後、写真が焼き上がり、みんなで見た時、全身に鳥肌が立った。
そこに写って居たのは、赤く女性の顔が複数写し出されていた。
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