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2章:少年時代
1986年10月21日、
漁港の栄えてる田舎の町で生まれた。
それが俺、しんじ。
母はずっと男の子がほしかったみたいで俺が生まれたときすごい嬉しかったらしい。
家族は姉、父、父方の祖母、そして柴犬のペアちゃん
何処にでもある普通の家族で何不自由ない生活だった。
子供の時よく覚えているのは母はよく写真をとっていた。
いろんなところに行き写真をとりアルバムを作るのが大好きだった。
アルバムを作ってる母におさないながらに
『なんで写真をそんなにいっぱいとるの?』
と聞いてみたことがある。
そしたら母は
『写真っていいものよ。しんじが大きくなっていくことは止められないけど写真はその時のまま止めることができるからね。』
と言っていた。
幼かったからあまり話に理解ができず
『ふーんそうなんだ。』
と言って終わらせたような気がする。
俺もどんどん大きくなって中学生になった。
その時は俺は母を苦しめる事になるとは思わなかった。
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