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12章:完全装備 (1/2)

12章:完全装備

ママは本当に私を見捨てたのだろうか…

この間の【板チョコ】騒動から、ママは私と必要なこと以外口を聞こうとしないし、目すらあまり合わせてくれない。

私が訴えたことはそんなに難しいことなのか…。
成長期だった私にとっては、とても重大なことなのに…。

美智 (いいよ別に。ママが私を嫌いなら、もっと嫌われることしよ…。食べても何も言われないなら、一杯食べるチャンスだし。)

その日の夜中、3時過ぎに私は布団から出る。
目が覚めて起きたんじゃない。みんなが寝静まるのを待ったのだ。

コソコソと冷蔵庫に向かう。
真っ暗になった茶の間…
冷蔵庫を開け、【コーラ】をがぶ飲みする。私以外の家族が残した【唐揚げ】を6個食べた。
棚の引き出しに入ってた【アンコ餅】を3個食べた…。
お腹が満たされたところで布団に戻り眠る…。

翌朝、いつもより目覚めが悪い…。
体が少しだるい…喉が乾く…
ママは多分気づいてたと思う…私が夜中に食べたこと…
でも、ママは私と口をきこうとしない…。
朝御飯も【白米、納豆、味噌汁】のみだ。
日に日に酷くなるご飯…。入院中、あんなに家に帰るのを楽しみにしていたのに…今じゃ、我慢の場になってるよ…。

そんな中、唯一私の心を癒やす場所があった。
【学校】だ…。だって、友達もいるし、ママが出す食事と違って、【給食】とゆうご馳走が食べられるんだもの。
ママが嫌いなわけじゃない…好きだけど、ママは私にどうしてほしいの…?

午後14時30分頃、学校が終わり家に着いた…。
喉が乾いたので、【麦茶】を飲もうと冷蔵庫を開けようとした…

冷蔵庫が開かない………
なんで…?なんで冷蔵庫が開かないの?

冷蔵庫の上を見てみると…【鍵】が付いていた…
冷蔵庫の上辺りをロープで囲み、金色の鍵ホックに鍵を差し込み開けるタイプの物だ。

なんだ…これ…?

ここまでして………

お菓子が入ってる戸棚にも【おやつ】は無くなっていた。変な霧の箱に鍵がかかっている…この中に【おやつ】がしまわれていた。

ママから私への完全な装備だった……。
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